夏野菜で暑い夏を乗り切ろう!
こんにちは!ソレイユ眼科・矯正歯科の小瀬です。
暑い夏がやってきました。皆さん夏バテになっていませんか?
便利な生活ができるようになり、旬を感じにくくなっている現代ですが、旬の野菜を食べることが自然な姿であり、身体にもメリットが多くあります。
また、彩豊かな夏野菜が並ぶと食卓も華やぎますよね。
今回はオススメの野菜を3つ紹介します。
①オクラ
原産地はアフリカで、切り口が星のような形をしているのが特徴です。
あの特徴的なネバネバは、ペクチンやガラクタンという食物繊維がもとになっています。
水溶性の食物繊維であるペクチンは、腸内の有害物質を包み込んで排出させる働きがあります。
さらに、余分な糖質やコレステロールの吸収を抑えたり、遅らせる働きがあるので、血糖値、血中脂質が高めの人にもオクラはおすすめの野菜といえます。
ミネラルも豊富に含み、特にマンガンやカルシウムを多く含んでいます。
また、若い女性に不足しがちな葉酸も多く含んでいるので、貧血気味の人や妊娠を考えている人は意識的に摂るのもいいですね。
特筆すべきはビタミンAの多さで、その含有量はレタスの3倍です。
ビタミンAには制がん作用、視力の維持、粘膜の保護、などたくさんの働きがあります。
ちなみに、春にフィリピンなどから多く輸入されているオクラですが、夏に旬を迎える国産のオクラの方が抗酸化作用のあるビタミンCが多く含まれています。
オクラは茹でて食べるのが一般的ですが、炒めものにも使えます。
ただし、オクラには多くの栄養素が含まれていますので、出来るだけ栄養の損失を抑えるには生食がオススメです。
もしくは、サッと茹でて胡麻和えやおかか和えなどで食べるのが良いとされています。
②トマト
トマトは南アメリカ・アンデス山脈の高原地帯が原産のナス科トマト属の緑黄色野菜の一つです。
トマトが日本に伝わったのは江戸時代、はじめは「唐なすび」と呼ばれ、観賞用として珍重されていました。
正式に食用となったのは明治以降のことで、さらに一般に好まれるようになったのは昭和になってからといいます。
その頃には、いくつもの品種が出来上がり、日本人の味覚に合ったトマトが流通するようになりました。
トマトの栄養成分といえばリコピンが有名ですよね。リコピンはがんや老化防止に効果があるといわれ、強力な抗酸化作用を持ちます。
その他にも、体内の余分な塩分を排出して血圧を下げるカリウム、風邪予防や肌にも良いとされているビタミンC、貧血予防にも効果がある葉酸も豊富に含まれています。
前述したリコピンはトマトが熟すほど増える性質があるので、赤みが薄い時は常温で熟すまで待ってから食べるのが効果的といえます。
また、トマトの酸味の中にはクエン酸が含まれており、食欲増進作用があることから食欲が低下しがちな夏にピッタリといえます。
さらに、うま味成分のグルタミン酸も豊富です。
中でも、甘みが売りの「フルーツトマト」の糖度は一般的なトマトの倍以上もあります。
生で食べたり、サラダにしたり、ジュース、スープ、炒め物、煮物など、トマトはどんな調理法にも合いますね。
日本でも世界でも、広く愛されている野菜の一つです。
③ユウガオ
ユウガオは夏に旬を迎えるウリ科の野菜で、かんぴょうの材料にもなっています。
体内の余分な塩分を排出し、高血圧予防や筋肉などを正常に保つ働きのあるカリウムと、骨や歯などを強く丈夫にしてくれるカルシウムが豊富に含まれています。
ユウガオはその90%が水分であることから、低カロリーでダイエットにおすすめの野菜としても知られています。
ユウガオの味は淡白なので、さまざまな料理に使うことができます。
大きいユウガオは食べきるのが大変なので、調理して余った分はかんぴょうにするのが良い方法です。
天日干しすることで、カルシウムがギュッと凝縮されます。
7月は夏本番、気温がぐっと上がります。
近年は異常ともいえるほどの猛暑が続き、熱中症や夏バテで倒れる人も少なくありません。
旬の野菜には、その時季を健康に過ごすための身体を調整してくれる働きがあります。
現在は、ビニールハウスや科学技術の発展により、1年中同じ野菜が食べれるようになりました。
自分の好きな物、あるいは栄養価の高いものだけをいつでも選んで食べれるようになったのです。
たしかに、食が不足している地域や国で暮らす人にとっては、「いつでも食べれる」というのはありがたいことですが、旬を外した野菜を摂り続けると、かえって身体のバランスを崩してしまうことがあります。
旬の時期がその野菜の最も栄養価の高い時であり、それを食べることで、その時の私たちの身体に最も適した健康効果が得られます。
夏野菜で暑い夏を乗り切りましょう♪