はやり目ってなに？｜広島の眼科【ソレイユ眼科】

ソレイユ眼科・矯正歯科の松中です。
今回ははやり目についてご紹介します。正式な病名はウイルス性急性結膜炎と言います。夏場にプールを介して学校で集団発生することが多いことから「プール熱」と呼ばれたりもします。
症状としては以下の通りです。
・結膜が赤くなる
・目やにや涙が多くなる
・まぶたが腫れる
・風邪症状（喉の痛み、鼻水が出る、発熱など）

この結膜炎は患者さんの目からの分泌物を介して感染します。感染力が大変強く、このウイルスに有効な点眼薬はありませんので、予防が大切です。患者さんは自分の目を触った後は石鹸でしっかり手を洗い、休養をとって体力回復に努めましょう。また、補助的に他の感染を起こさないための抗菌点眼薬や炎症を抑えるステロイド点眼薬が処方されるので医師の指示通り、点眼して下さい。ウイルスはとても小さな目に見えない微生物なので、治ったかな？と思っても医師の指示通り受診することをおすすめします。適切な治療をしていないと黒目（角膜）ににごりが生じ、視力が出にくくなることがあります。
また、学校指定伝染病に指定されているので、医師の許可が出るまでは学校、幼稚園、保育園をお休みして下さいね。
皆様、元気に楽しい夏をお過ごし下さい★