感染予防のための手洗い
こんにちは。今月担当の栗原です。
日本でも全国的にコロナウイルスの影響が出始めて、
マスクだけでなくアルコール消毒液も品薄になってきていますね。
感染予防の1つでもある手洗いについて、今回はお話したいと思います。
眼科でも感染性の結膜炎であったり、コンタクトの付け外しの際
などで十分な手洗いを指導しています。
人が罹患する要因の多くは、手に付着した病原微生物(細菌・ウイルス等)が物品に付着し、
そこからまた手を介して鼻や口、目から体内に入ることです。
多くの微生物は、電車のつり革・手すり・エレベーターボタン・ドアノブ
を介して手から手へと広がり、それが感染拡大のきっかけとなります。
その為、石鹸と流水を用いてきれいに洗い流す習慣をつけることが、
感染対策の基本であり、最も重要な手段といえます。
画像にもありますが、しっかりと石けんを泡立てましょう。
泡立てることで、手全体や手のしわ等に石けん液がいきわたり易くなります。
また手洗いが不十分になり易い箇所も載っているので、
その点を意識して手洗いし30秒以上時間をかけて爪や手指の間、
手首の隅々まで洗うよう心掛けて実行してみて下さい。
アルコール消毒液は、短時間で細菌からウイルスまで幅広い微生物に有効です。
また、流水と石けんによる手洗いの後に使用するとより効果的です。
ですが、正しい使い方や手順で使用されていなければアルコールの消毒効果
がきちんと発揮されないこともあります。
アルコールの除菌効果を最大限に発揮させる為には砂やホコリ
油汚れなど目に見える汚れを洗い流しておく必要があります。
汚れをしっかりと洗い流した後は、タオル等で水気を拭き取っておくことが大切です。
そしてアルコール消毒液は、手指全体にムラなく行き渡らせる必要があります。
その為、手のひらや手の甲はもちろん、指の間や指先に至るまで
まんべんなくすり込むようにしましょう。
手順においては、画像を参考にして下さい。
ついササッと終わらせがちな手洗いですが、このブログを参考に
意識して洗って貰えたらと思います。